好きじゃなかったよ、しまじろう
申し訳ございませんがしまじろうのファンの方は見ないで下さい。
まさに今、子供がお世話になってる真っ最中だというのに、しまじろうの事が嫌いだと自覚しちゃって困っていたという話です。私が。
ベ○ッセのやり方・教育方針が気に入らないとか、こど…ちゃ…んじは悪影響！とか、そういう事では無く、
シンプルにしまじろうが嫌いになっちゃったんです。
始めた頃のうちは全くそんな事は無く。子供もしまじろうをすぐに気に入って、各月のDVDをとっかえひっかえ見たがり、しまじろうのパペットもおままごとメンバーに即加入、
今年度に入ってからやってきた はなちゃんも、世話焼き爆発中の子にはピッタリで、進んでお着替えしたりオムツ替えをしたり。
おひるね、と言ってしまじろうとはなちゃんを並べてトントンと寝かしつけしてあげてる場面を目撃した時は背中に天使の羽根が見えたものです。尚はなちゃんのオムツは最近紛失したので現在ノーパンです。ごめんね。
みみりん他のキャラクターは嫌いじゃないんです。
おねえさんも好き。いつもありがとうございます。
………でもしまじろう………ん？
なんか………ちょっと……うん……？？？
鼻につく…
と、違和感を覚えたのがきっかけでした。
なんだろう、なにがとは具体的に言えないんだけど…………。
ごめん本当……自己中なきっかけで……
ちょっとした違和感に気付いてからというものの、私は悶々とした生活を送るはめになりました。何がイヤなのかが明確にわからない。だけど確実に、日を追うごとに着々と、ちょいイラは増すばかり。
え？どうしたの？
しまじろうなんて小学生の頃から毎週月曜の朝に学校行く前にテレビでかかっててハッピージャムジャムしてたではないか。
妹がこど…ちゃ…んじをやってたから、少々大きくなってからも視界には入っていたので、目にも馴染んでいたはずだ。昔から知らず知らずのうちに、自分の生活にはしまじろうが刷り込まれていたはずだ。なのに何故今更…？
不意にしまじろうとの間に生まれた軋轢の原因を探るべく我々はアマゾン奥地へと向かった。
原因究明
ルックスが嫌いという訳でもない。
ファッションセンスは気にした事がないし、単に飽き？振る舞い？
声？ 声かもしれないな…
と思い 声優さんをぐぐってみました。
南央美の代表作
アニメ：
「はれときどきぶた」畠山則安（十円安）
「おじゃる丸」アカネ、ニコリン坊
「ドキドキ伝説・魔法陣グルグル」ニケ
「コードギアス・反逆のルルーシュ」ユーフェミア・リ・ブリタニア
「銀魂」たま
「こどものおもちゃ」加村直澄
「CLAMP学園探偵団」伊集院玲
魔術士オーフェン」マジク・リン
ゲーム：
「テイルズオブエターニア」メルディ
メ、メルディーーーーーーーー！
メルディとニケって同じ人だったんだ…はぁ…声優さんは凄いな…
耳馴染みの深いキャラの声ばかりやっていらっしゃる…むしろ好きな声なのだな、と知りました。声が原因では無かった
モヤモヤが晴れずに困った私は次に、“しまじろう 嫌い”でGoogle検索してみたのでした。
身の回りはおろか、Twitterにだって しまじろうムカつくなんて言ってる人見かけなかったから。
同じような境遇のひとがもしいたら、私がしまじろうに対して抱えるモヤモヤの原因も判明するかもしれない。
しかし残念ながら、原因判明には至らなかったのでした。嫌いな人の書き込みが少なかったのです(そこまで時間が割けなくてサ～ッとか見れなかったのもある)。
日本でしまじろうにイライラしている人間は私だけ…………………？
私は絶望しました。
その後も、
“しまじろう うざい”
“しまじろう イライラ”
“しまじろう いい子すぎる”
と、Google検索候補に流されるままに探し回った結果、最低な検索履歴が出来上がったので嫌気がさして即消しました。なんで私こんな熱心なアンチ活動みたいな事。。。ﾑﾘ。。。
個人的にぐぐってるうちに気付いた事は、
・しまじろうよりもはなちゃんの方がアンチが多い
です。
「はなちゃんを見ると吐き気がする」「うざい」「泣けば済むと思っている」「母とはなちゃんがしまじろうに当たりが強い」「いくらいい子のしまじろうもあれでは闇を抱える」
などあってちょっと笑いました。憎しみがすごい。
原因判明
検索をやめた私は、とんでもない大物を敵に回してしまったような気持ちでした。
そうしまじろうはアンパンマンと並ぶ子供達の救世主。二大巨頭。
もうこの気持ちは自分だけのものにして、そっと墓場まで持っていこう。
そう思いながら子供とDVDを見ていた時にピンときたのでした。
(アッ、笑い声だ！！！)
(私、しまじろうの笑い声が癪に障ってるんだ！！！！！！)
唐突なゴール。
でも絶対これだ！そうだ違いない
しまじろうって、ずっと笑ってるんですよ。そんな事気にした事ある人少ないかもしれませんが。
けど別に、ずっとニコニコいる分にはさして気にならない。笑うなと言いたい訳でもない。
あの～
しまじろうと接する機会が少ないとわかりづらいんですけど
彼唄ってる最中頻繁に笑ってるんですね、
お姉さんと一緒に唄う時もしまじろうパートでも、
「うっふふ～～～☆」
「ヒャハ～～～☆」
「フワァ～イ☆ふふ～～～」
等々、笑い声がひっきりなしに聴こえてくるのです。
楽しく唄っている様子、を表しているのはわかります。
ただちょっと……う、うる…………
考えてみれば「クプルパーは ひみつの ことば」という曲(劇中歌なのかな)は自分もとても好きなのですが、それは笑い声入ってないんです。普通に歌ウマしまじろうとグッドメロディ。
しかしそれ以外の教材内の曲になるとヒャ～イ☆フフフ～～～が始まってしまってこれはもうダメ。
笑い声の言い知れぬ不気味さを感じ取ってしまってダメだったんですね……
おまけに子供が毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日再生するものだから、ちょいイラがいつの間にか蓄積されてしまい、こうして立派な負の感情になってしまったのです。それはそうよねぇ…
和解
イライラポイントが判明してから、不思議なものでしまじろうへの苦手意識は薄くなりました。
ウフフ～～こそ耳に障るものの、逆に言うとそれ以外は元から特になんとも思っていませんでした。よって
(歌が始まったら注視しないようにしよう)(歌が始まったら洗い物に逃げよう)などと、こちらも対策が打てるようになったので だいぶストレスフリーな生活を送れるようになったのです。
円満とまではいかずとも、決定的な亀裂が生まれる前に和解する事が出来て安心しています。
タイトル“好きじゃなかった”と過去形にしています通り、だいぶV字回復しています。うふふ～☆とか言われるとまだ相変わらず受け付けませんが。
それにしても、ほんの些細な、ちっちゃーーーい事を発端にして、マイナスな気持ちがどこまでも膨らんじゃって最終的に嫌悪感しか残らなくなるのって怖いな…相手がしまじろうだったからよかったけど…
でももう少し、唄う時は歌に集中してくれてもいいんだよ。楽しいのは充分伝わってきてるから。
これからもお世話になります
おしまい
